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'''アメリカ中央情報局'''(Central Intelligence Agency;略称'''CIA''';'''シーアイエー''')は、[[アメリカ合衆国大統領]]直属の[[諜報機関]]。アメリカ合衆国の国策遂行のために、情報収集・対外工作を行う機関である。 |
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反米的な政権に対 |
反米的な政権に対する[[クーデター]]の支援を行なうなど、連邦政府・[[アメリカ国務省|国務省]]が公的には出来ない“裏稼業”に関わったりした事から、''第二のアメリカ政府''・''見えない政府''・''クーメーカー''とあだ名される。 |
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[[第二次世界大戦]]中の'''[[OSS]]'''(Office of Strategic Service;戦略事務局)がCIG―中央情報グループを経て[[1947年]]に改組。[[アメリカ合衆国]]の外交政策・国防政策の決定に必要な諜報・[[謀略]]活動([[ヒューミント]])を行い、膨大な予算と権限をもつが、その活動の詳細は明らかにされていない。 |
[[第二次世界大戦]]中の'''[[OSS]]'''(Office of Strategic Service;戦略事務局)がCIG―中央情報グループを経て[[1947年]]に改組。[[アメリカ合衆国]]の外交政策・国防政策の決定に必要な諜報・[[謀略]]活動([[ヒューミント]])を行い、膨大な予算と権限をもつが、その活動の詳細は明らかにされていない。 |
2005年6月28日 (火) 12:27時点における版
アメリカ中央情報局(Central Intelligence Agency;略称CIA;シーアイエー)は、アメリカ合衆国大統領直属の諜報機関。アメリカ合衆国の国策遂行のために、情報収集・対外工作を行う機関である。
反米的な政権に対するクーデターの支援を行なうなど、連邦政府・国務省が公的には出来ない“裏稼業”に関わったりした事から、第二のアメリカ政府・見えない政府・クーメーカーとあだ名される。
第二次世界大戦中のOSS(Office of Strategic Service;戦略事務局)がCIG―中央情報グループを経て1947年に改組。アメリカ合衆国の外交政策・国防政策の決定に必要な諜報・謀略活動(ヒューミント)を行い、膨大な予算と権限をもつが、その活動の詳細は明らかにされていない。
中央情報局CIA長官は、1947年の国家安全保障法により(米国の)中央情報長官とされることから、DCI(Director,Central Intelligence)と言う。 つまりDirector,Central Intelligence Agency と言わない。
副長官も、中央情報副長官DDCIがおり、通常軍人(中将)が任命される(もっともCIA本部で勤務するが)。
CIAには副長官がおらず、次官だけ複数いる。例えば工作担当次官はDDO、情報担当次官はDDIなど(この辺で、非常に誤訳が多いので要注意)。
2004年の情報改革とテロ予防法(The Intelligence Reform and Terrorism Prevention Act of 2004)により国家安全保障法が改正され、国家情報長官(Director of National Intelligence)が設置されたことから、2005年4月より、CIA長官は Director of the Central Intelligence Agency となった。なお、CIAの日々の業務は Exective Director of the Central Intelligence Agency(EXDIR) が総括することとなっている。(2004年4月時点での組織図では、CIA長官の Deputy として DDCI、EXDIR の Deputy として D/EXDIR が記載されている。)
組織
- 作戦本部
- 情報本部
- 科学技術本部
- 情報研究センター
- MOIA電子閲覧室
- 法務局
- 軍事局
- 広報局
歴代CIA長官
ヘルムズにはMcGarrahと言うミドルネームがあるが、本人が嫌ってMをつけないとされる。
特記
冷戦終結後、慢性的な赤字に苦しむアメリカ政府の政策により、CIAに対する人員・経費削減等といった組織縮小などのリストラに対応すべく、日本の経済状況の分析や情報収集をはじめたともいわれている。
さらには、近年においては、時に軍部と協力し合い、時に単独に、オサーマ・ビンラーディンやサダム・フセインなどの捜索任務に当たっていたともいわれているが、秘密任務につき情報源も定かではなく、双方共に、予測や噂の範囲を出ていない。
近い将来、“国家情報局”が設置され、発展的に解散予定という。