大崎駅
大崎駅 | |
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駅全景(2006年3月14日) | |
おおさき Ōsaki | |
所在地 | 東京都品川区大崎一丁目21-4 |
所属事業者 |
東日本旅客鉄道(JR東日本) 東京臨海高速鉄道(TWR) |
電報略号 | オサ←ヲサ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 4面8線 |
乗車人員 -統計年度- | (JR東日本)127,838人/日(降車客含まず) |
乗降人員 -統計年度- | (TWR)101,244人/日 |
開業年月日 | 1901年(明治34年)2月25日 |
乗入路線 4 路線 | |
所属路線 | ■山手線(JR東日本) |
キロ程 | 2.0 km(品川起点) |
◄品川 (2.0 km) (0.9 km) 五反田► | |
所属路線 |
■■湘南新宿ライン(JR東日本) (正式には山手線) |
◄西大井* (5.6 km) (3.6 km) 恵比寿► | |
所属路線 |
■埼京線**(JR東日本) (正式には山手線) |
(3.6km) 恵比寿► | |
所属路線 | ■東京臨海高速鉄道りんかい線** |
キロ程 | 12.2 km(新木場起点) |
◄大井町 (1.7km) | |
備考 |
共同使用駅(JR東日本の管轄駅) みどりの窓口 有 東京山手線内・東京都区内駅 |
* 運行計算上は品川駅経由。 ** 両線で相互直通運転実施。 |
大崎駅(おおさきえき)は、東京都品川区大崎一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東京臨海高速鉄道(TWR)の駅である。JR東日本とTWRが構内を共用する共同使用駅である。
乗り入れ路線
JR東日本の各線(後述)と東京臨海高速鉄道のりんかい線が乗り入れている。りんかい線は当駅を終点としている。
当駅に乗り入れているJR東日本の路線は、線路名称上は山手線のみである(詳細は各路線の記事および「鉄道路線の名称」を参照)。ただし、東海道本線の支線(通称「品鶴線」)と接続する大崎支線と旧蛇窪信号場までも当駅構内の扱いとなっている。運転系統としては次の3系統が停車し、旅客案内ではそれぞれ別路線として扱われている。
また当駅は、JRの特定都区市内制度における「東京都区内」および「東京山手線内」に属している。
駅構造
島式ホーム4面8線を有する地上駅で、橋上駅舎を有している。相互直通運転している関係でJR東日本・TWRの両社で駅舎・改札内・ホーム・着発線を共用している。
標識などを見る限りJR東日本の色が強いが、どちらか一社の所有ではなく、鉄道資産としても両社の共同所有となっている[1]。両社の財産境界は5 - 8番線の途中に設定されており、TWR「りんかい線」とJR「大崎支線」一緒の終点標が設置されている[2]。
架空電車線への電力供給は通常JR東日本から行われるが、JR東日本から給電できなくなった場合に備えてTWRから6・7番線に供給できる電線を設けている。そのため、TWR線はJR線の停電に関わらず当駅構内を含む自社線内の通常運行が継続できる仕組みである。
一方、駅管理はJR東日本が行っている[3]。全ての着発線がJR東日本(東京圏輸送管理システム)の運行管理下にあり、駅務においてもJR東日本(東京支社)が社員を配置して行っている。
通路
駅舎は、五反田寄りと品川寄りとにそれぞれ北改札口と南改札口を持ち、両コンコースは「Dila大崎」(駅ナカ)を介してつながっている。品川寄りのコンコースからのJR山手線ホームへのエスカレーターは、設置位置のホームが狭いために1人用である。また、北改札口からの出口は東口と西口が、南改札口からの出口は新東口と新西口があり、東口及び新東口にはゲートシティ大崎などへ、新西口にはThinkParkなどへのペデストリアンデッキがつながっている。
設備
自動精算機でTWR線の乗車券の精算を行う事は可能だが、精算にパスネット(現在は発売終了)は使用できない。自動券売機もJR東日本線用のものとTWR線用のものが別に設置されているように表記されているが、TWR線の券売機でもJR東日本線の乗車券を購入する事が可能である。なお、乗車券の地紋はJR東日本(JR E)のもので発行される。
JR東日本が営業する当駅みどりの窓口では、TWR線の定期乗車券も発売している。TWR線 - JR東日本線の連絡定期券はJR東日本で取り扱う支払い方法全てが可能である。
当駅ではTWR線の一日乗車券や「お台場・有明ぐるりきっぷ」を購入することはできない。また、当駅は「東急お台場パス」のフリー区間に含まれていない。
のりば
番線 | 会社 | 路線 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1・2 | ■山手線(内回り) | 品川・新橋・東京・上野方面 | 2番線は当駅始発と終着列車 | |
3・4 | ■山手線(外回り) | 五反田・渋谷・新宿・池袋方面 | 4番線は当駅始発と終着列車 | |
5 | ■埼京線 | 新宿・池袋・赤羽・大宮方面 | 定期列車使用なし | |
■りんかい線 | 東京テレポート・新木場方面 | 主にJR埼京線からの直通 | ||
■湘南新宿ライン | 横浜・大船・小田原・逗子方面 | |||
6・7 | ■埼京線 | 新宿・池袋・赤羽・大宮方面 | 6番線はごく一部のみ | |
■りんかい線 | 東京テレポート・新木場方面 | 主に当駅折り返し | ||
8 | ■埼京線 | 新宿・池袋・赤羽・大宮方面 | ||
■りんかい線 | 東京テレポート・新木場方面 | ごく一部 | ||
■■湘南新宿ライン | 大宮・宇都宮・高崎方面 |
- JR山手線
- 電車の保守整備を担当するJR東日本東京総合車両センター(東総セ)が隣接しており、当駅発着の同線列車が多数ある(山手線#設備・運転を参照)。
- 1番線ホームの線路の品川寄りの一番反対側には、詰所に直結する運転士交代用のホームが設置されている。
- 主に1・3番線を使用し、2・4番線は主に当駅始発・終着の列車が使用する。2012年12月22日より、1・3番線のみ可動式ホーム柵の使用が始まった[4]。
- 環状運転列車は当駅で列車番号を変更する。
- TWR
- 現地の案内では、5 - 8番線全てに埼京線・りんかい線が表示されている。
- 線内折り返し(新木場方面行き)列車は6・7番線から発車する。
- 5・8番線の駅名標の線
- JR横須賀線武蔵小杉駅開業までは3方向に分かれ、恵比寿 - 大崎 - 大井町(りんかい線)・西大井・横浜となっており、青・緑・オレンジ・紺色のラインカラーが使用されていた。
- 武蔵小杉駅開業後は恵比寿 - 大崎 - 大井町(りんかい線)・西大井の2方向となっている。
- 湘南新宿ライン北行については当駅を境に種別案内が変更される場合がある。高崎線直通の快速列車は当駅から先では各駅に停車するため、当駅から北では「普通」として案内される。逆に、宇都宮線直通の普通列車で大宮 - 小山駅間を快速運転する列車については、当駅から北では「快速」として案内される。
発車メロディ
- 発車メロディは、1 - 4番線がサウンドファクトリー[要出典]、5 - 8番線が櫻井音楽工房[要出典]、それぞれの製作によるメロディが流れている。
配線図
※ 大崎駅付近の配線略図(注意、巨大画像600px、表示巾800px)を表示するには、右の [表示] をクリックしてください。
- JR山手貨物線は、駅の北方から構内に向けて品川方面に向かう本線と、蛇窪信号場方面に向かう大崎支線とに分岐する。本線側の線路にはホームが設けられていない。
- JR湘南新宿ラインは蛇窪信号場で横須賀線(品鶴線)と合流するが、北行は信号場手前のポイントを通過する。この事態を解消するため、当駅に近い位置に新たな短絡線を新設する計画がある。
- 新宿方面発着成田エクスプレスは山手貨物線を走行し当駅を通過、目黒川信号場で横須賀線(品鶴線)と合流する。
利用状況
- JR東日本 - 1日平均乗車人員 127,838人(2011年度) - 同社では第23位[5]。
- 東京臨海高速鉄道 - 1日平均乗降人員 101,244人(2009年度、りんかい線内全8駅中第1位)
埼京線とりんかい線の開業以前は、JR山手線だけで、乗車人員が5万人程度であったが、両線の開業(延長)や湘南新宿ラインの停車開始、次項で記す駅周辺の再開発などもあり、急激に利用数を伸ばしている。近年の1日平均乗車人員推移は下記の通り。また大崎駅は、2010年の不正乗車の摘発が多いとの声もある。乗降数も少ない中、改札を突破する客が増えていることも原因だと考えられている。
各年度の一日平均乗車人員数は下表のとおり。
年度 | JR東日本 | 東京臨海 高速鉄道 |
出典 |
---|---|---|---|
1992年 | 42,915 | - | [6] |
1993年 | 43,329 | - | [7] |
1994年 | 44,189 | - | [8] |
1995年 | 43,904 | - | [9] |
1996年 | 44,789 | - | [10] |
1997年 | 45,481 | - | [11] |
1998年 | 47,545 | - | [12] |
1999年 | 57,081 | - | [1] |
2000年 | 57,101 | - | [2] |
2001年 | 57,069 | - | [3] |
2002年 | [4] 61,462 | 18,661 | [13] |
2003年 | [5] 79,231 | 25,560 | [14] |
2004年 | [6] 84,180 | 29,268 | [15] |
2005年 | [7] 93,709 | 35,389 | [16] |
2006年 | [8] 101,941 | 40,099 | [17] |
2007年 | [9] 115,483 | 46,536 | [18] |
2008年 | [10] 123,918 | 49,718 | [19] |
2009年 | [11] 124,577 | 50,622 | [20] |
2010年 | [12] 126,436 | 50,652 | [21] |
2011年 | [13] 127,838 |
駅周辺
以前は山手線だけの駅であり、周辺がソニーや明電舎などの工場地帯であった。東京都が1982年に大崎副都心に指定すると緩やかながら再開発が進み、2002年12月1日に埼京線・りんかい線・湘南新宿ラインが利用可能になってからは開発が加速している。
- 大崎ニューシティ
- 大崎駅前郵便局
- ホテルニューオータニイン東京
- ゲートシティ大崎
- ゲートシティ大崎郵便局
- オーバルコート大崎
- アートヴィレッジ大崎
- 大崎センタービル
- ThinkPark
- ダイワロイネットホテル東京大崎
- 大崎ウエストシティタワーズ
- ソニーシティ大崎
- TSUTAYA 大崎駅前店
- 大崎フォレストビルディング
- 警視庁大崎警察署
- 立正大学 - 山手通り沿い(西側)。
- 品川区立小中一貫校日野学園
- トット文化館 - 社会福祉法人トット基金。重複聴覚障害者授産施設、日本ろう者劇団を擁する。駅新西口より徒歩8分。
このうち、大崎ニューシティ、ゲートシティ大崎、ThinkPark、ソニーシティ大崎は、ペデストリアンデッキをかいして駅と直接つながっている。
バス路線
最寄り停留所は、 大崎駅となる。以下の路線が乗り入れ、東急バスにより運行されている。
歴史
- 1901年(明治34年)2月25日 - 日本鉄道品川線の駅として開業。当時は島式ホーム1面2線だった。
- 1902年(明治35年)10月15日 - 貨物取り扱いを開始。
- 1906年(明治39年)11月1日 - 日本鉄道が国有化。
- 1909年(明治42年)10月21日 - 山手線所属駅となる。
- 1945年(昭和20年)5月24日 - 太平洋戦争中に空襲に遭い、ホーム全焼。
- 1965年(昭和40年)7月 - 目黒川信号場と蛇窪信号場を、当駅構内に統合。
- 1966年(昭和41年)- 橋上駅化。山手線ホームを拡張の上、現在の島式ホーム2面4線とした。
- 1980年(昭和55年)10月1日 - 貨物取り扱いを廃止。なお、1970年(昭和45年)頃まで明電舎大崎工場(現・東京事業所)への専用線があり、貨物輸送を行っていた。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東日本所属の駅となる。
- 1996年(平成8年)3月16日 - 埼京線の運行区間を恵比寿駅まで延長。同駅では折り返しが不可能だったため当駅との間を回送し、当駅で折り返しを実施していた。
- 2001年(平成13年)11月18日 - ICカードSuica供用開始。
- 2002年(平成14年)12月1日 - りんかい線が当駅まで延伸開業。大崎支線のホームの供用が開始された事により、埼京線の客扱運転区間が当駅まで延長されてりんかい線との直通運転を開始、また、湘南新宿ラインの停車駅となる。同時期にコンコースを拡幅し、南改札口を供用開始、従来の改札口は北改札口となる。
- 2010年(平成22年)11月 南連絡通路の拡幅工事始まる。また、Dilaの整備も進み、ユニクロなどが入居する。
その他
- 湘南新宿ライン利用で当駅と西大井駅間を含む区間を乗車する場合、運賃・料金計算は品川駅経由として扱われる。
- 年に1回(おおむね秋頃に)、当駅発着の山手線ノンストップ一周列車「夢さんばし号」が運行されている。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道・東京臨海高速鉄道
- ■山手線
- ■■湘南新宿ライン
- ■埼京線・■りんかい線
- ■通勤快速・■快速・■各駅停車
- 大井町駅(りんかい線) - 大崎駅 - 恵比寿駅(埼京線)
- ■通勤快速・■快速・■各駅停車
脚注
- ^ 臨海副都心線工事誌 - 日本鉄道建設公団東京支社 2003年9月
- ^ 終点標
- ^ 大崎駅 - TWR
- ^ 山手線大崎駅で可動式ホーム柵の使用開始
- ^ “各駅の乗車人員”. 東日本旅客鉄道 (2009年6月16日). 2007年6月15日閲覧。
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
関連項目
外部リンク