大日寺 (香南市)
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大日寺 | |
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境内 | |
所在地 | 高知県香南市野市町母代寺476-1 |
位置 | 北緯33度34分39.3秒 東経133度42分19.4秒 / 北緯33.577583度 東経133.705389度座標: 北緯33度34分39.3秒 東経133度42分19.4秒 / 北緯33.577583度 東経133.705389度 |
山号 | 法界山 |
宗派 | 真言宗智山派 |
本尊 | 大日如来 |
創建年 | (伝)天平年間(729年 - 749年) |
開基 | (伝)行基 |
正式名 | 法界山 高照院 大日寺 |
札所等 | 四国八十八箇所28番 |
文化財 | 木造大日如来坐像・木造聖観世音菩薩立像(国の重要文化財) |
法人番号 | 9490005004996 |
大日寺(だいにちじ)は、高知県香南市にある寺院。法界山(ほうかいさん)、高照院(こうしょういん)と号す。宗派は真言宗智山派 。本尊は金剛界大日如来。四国八十八箇所霊場の第二十八番札所。
ご詠歌:露霜と 罪を照らせる 大日寺 などか歩みを 運ばざらまし
歴史
寺伝によれば天平年間(729年 - 749年)に聖武天皇の勅願により、行基が大日如来像を刻んで堂宇を建立して開創したという。弘仁6年(815年)に空海が楠の大木に爪で薬師如来像を彫って荒廃していた本寺を復興したとされる。
慶長年間(1592年 - 1615年)から土佐藩の祈願所となり栄えたが、明治に入って神仏分離令によって廃寺となる。その後明治17年(1884年)再興された。
奥の院の爪彫薬師は首から上の病に霊験ありとされ、平癒を祈る参拝者が跡を絶たない。願いが叶うと穴の開いた石に氏名、年齢、快癒した身体の部位を書き奉納する習わしとなっている。
境内
石段の途中に立つ山門を入ってさらに上って行くと左に鐘楼が、右に手水場がある。奥に進むと右手に地蔵堂(六角堂)、左に大師堂があり、正面奥に本堂が建つ。本堂の左に鎮守堂がある。手水場から左に折れると左に不動堂、庫裏・納経所がある。
- 宿坊:なし
- 駐車場:30台、大型5台。
文化財
- 重要文化財
- 木造大日如来坐像 - 平安時代後期、檜の寄木造、古色、144.5cm。行基作の伝承があるが、技法等から平安時代後期の作と考えられる。非公開。本堂に接続した背後の収蔵庫に安置され、2014年に下記の木造聖観音立像と共に開帳された。明治44年8月9日指定
- 木造聖観音立像 - 平安時代後期、檜の一木造、素地、170.5cm。かつて存在した観音堂の本尊。明治44年8月9日指定
- 香南市指定史跡
- 大日寺:昭和42年7月28日指定
交通案内
- 鉄道
- バス
- 土佐電ドリームサービス 「野市龍河洞通り」下車 (2.0km)
- 道路
- 一般道:県道22号 大日寺前 (0.3km)
奥の院
- 爪彫薬師堂
- 山門より奥に約200m入ったあたりに楠の立木に彫った薬師如来があったが、明治初年に台風で倒れたためその跡地に堂を建立し倒れた楠を霊木として安置している。また、付近の岩窟からは弘法大師の御加持水と呼ばれる清水が湧き出す。なお、堂は老朽化のため2014年に建て替えられた。
前後の札所
参考文献
- 四国八十八箇所霊場会編『先達教典』 2006年
- 宮崎建樹『四国遍路ひとり歩き同行二人』地図編 へんろみち保存協力会 2007年(第8版)
- 同 解説編 2007年(第7版)
- 2014年に開帳されたときの寺作成のパンフレット
外部リンク
- 28番札所 大日寺(四国八十八ヶ所霊場会公式)
- 高知の文化財(高知県教育委員会文化財課)(2012年12月11日閲覧)