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{{Otheruseslist|1997年から2019年まで[[ウェスト・コースト本線]]を中心とした長距離列車網を運営していたイギリスの[[列車運行会社]]|1997年から2007年まで複数の本線級路線をまたぐ長距離列車網を運営していたイギリスの列車運行会社|ヴァージン・クロスカントリー|2015年から2018年まで[[イースト・コースト本線]]を中心とした長距離列車網を運営していたイギリスの列車運行会社|ヴァージン・トレインズ・イースト・コースト|2019年から2020年まで「ヴァージン・トレインズUSA」の名称を使用していたアメリカの高速列車|ブライトライン (列車)}} |
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{{基礎情報 会社 |
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'''ヴァージン・トレインズ'''(Virgin Trains)は、1997年に発足した[[イギリス]]の鉄道事業者で、[[ロンドン]]・[[ユーストン駅]]からの[[西海岸本線]]の中長距離列車などを運行している。経営は[[ヴァージン・グループ]] (51%) とバス大手の[[:en:Stagecoach Group|ステージコーチ・グループ]]社 (49%) との合弁会社による。 |
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'''ヴァージン・トレインズ'''(Virgin Trains)は、かつて存在した[[イギリス]]の[[列車運行会社 (イギリス)|列車運行会社]]で、[[イギリス国鉄]]{{仮リンク|イギリス国鉄の民営化|en|Privatisation of British Rail|label=民営化}}直後の1997年3月に営業を開始し、2019年12月に[[アヴァンティ・ウェスト・コースト]]に運行を引き継ぐまで、約23年にわたって[[ロンドン]]・[[ユーストン駅]]からの[[ウェスト・コースト本線]]の中長距離列車などを運行していた。直接の親会社は{{仮リンク|ヴァージン・レール・グループ|en|Virgin Rail Group|label=}}であり、当初は[[ヴァージン・グループ]]が100%、1998年からはヴァージン・グループが51%、{{仮リンク|ステージコーチ・グループ|en|Stagecoach Group|label=}}が49%を出資していた。 |
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ヴァージンでは他に、2015年より'''ヴァージン・トレインズ・イースト・コースト'''(Virgin Trains East Coast)として[[東海岸本線]]の都市間列車の運行にも参入していたが、財政難のために運営権を返還、現在[[イースト・コースト本線|東海岸本線]]の列車は[[ロンドン・ノース・イースタン鉄道]]が運行している。 |
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なお、ヴァージン・トレインズのブランドは他にバーミンガムとアバディーン、ペンザンスを結ぶ「クロスカントリー」系統を運行する[[ヴァージン・クロスカントリー]](Virgin CrossCountry)で1997年から2007年まで、[[東海岸本線]]の都市間列車を運行する[[ヴァージン・トレインズ・イースト・コースト]](Virgin Trains East Coast)で2015年から2018年まで使用されており、前者とは直接の親会社も共通であった。 |
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1997年から2007年までは[[ヴァージン・クロスカントリー]](Virgin CrossCountry)として南北広範囲の長距離列車の運行も行っていた。 |
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== 歴史 == |
== 歴史 == |
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1997年3月9日よりウェスト・コースト本線の長距離列車の営業権を持ち、列車を運行していた。この間、[[イギリス鉄道390形電車|390形電車]]「[[ペンドリーノ]]」や[[イギリス鉄道221形気動車|221形気動車]]「{{仮リンク|ボイジャー (鉄道車両)|en|Bombardier Voyager|label=スーパー・ボイジャー}}」などの新型車両への置き換えを行った。 |
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2012年8月15日、ウェスト・コースト本線におけるヴァージン・トレインズの鉄道営業権は同年12月8日付で失効し、翌12月9日以後の鉄道営業権は[[ファーストグループ]]傘下のファースト・ウェスト・コーストが2026年3月31日まで保持することが決定された<ref>{{cite news|url=/proxy/http://www.bbc.co.uk/news/business-19264614 |title=Virgin Trains loses West Coast Mainline franchise|language=en|publisher=BBCニュース・ビジネス |date=2012-08-15}}</ref><ref>{{cite news|url=/proxy/http://mediaroom.virgintrains.co.uk/ |title=The Media Room - Virgin Trains Press Releases|language=en|date=}}</ref>。しかし入札の際にミスや不手際があった事が浮き彫りになり、ヴァージン・トレインズは2017年4月まで運営権を保持する事になった<ref>{{cite news|url=/proxy/https://www.gov.uk/government/speeches/franchise-announcement |title=Rail franchising|language=en|date=}}</ref>。 |
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2007年11月11日、政府による路線営業権の再配分によりクロスカントリー路線の大部分は[[アリーヴァ]]社傘下の新会社[[クロスカントリー (列車運行会社)|クロスカントリー]]に運行が移った。 |
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2019年8月、[[ファーストグループ]]と[[トレニタリア]]による合弁企業[[アヴァンティ・ウェスト・コースト]]がウェスト・コースト本線のフランチャイズの営業権を獲得し、ヴァージン・トレインズは2019年12月7日で運行を終了した<ref>{{cite news|url=https://www.londonstockexchange.com/exchange/news/market-news/market-news-detail/FGP/14187853.html |title=FIRSTGROUP AND TRENITALIA WELCOME WEST COAST PARTNERSHIP AWARD|language=en|publisher=London Stock Exchange|date=2019-08-14}}</ref>。 |
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== 路線 == |
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| B || width="20" style="background:DeepPink" | || ロンドン・ユーストン ~ [[マンチェスター]]・[[マンチェスター・ピカデリー駅|ピカデリー]] |
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| C || width="20" style="background:DarkMagenta" | || ロンドン・ユーストン ~ [[リヴァプール]]・[[リヴァプール・ライム・ストリート駅|ライム・ストリート]] |
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| D || width="20" style="background:#00FF00" | || ロンドン・ユーストン、バーミンガム(1日1本) ~ [[チェスター]] ~ [[ホーリーヘッド駅|ホーリーヘッド]]、レクサム(1日1本) |
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| E || width="20" style="background:DarkTurquoise" | || ロンドン・ユーストン ~ [[グラスゴー・セントラル駅|グラスゴー・セントラル]] |
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| F || width="20" style="background: Blue" | || バーミンガム・ニューストリート ~ グラスゴー・セントラル、[[エディンバラ]]・[[エディンバラ・ウェイヴァリー駅|ウェイヴァリー]] |
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*2008年12月からの時刻表 |
*2008年12月からの時刻表 |
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* A、B、C、E(一部)が、[[イギリス鉄道390形電車|390形「ペンドリーノ」]]による運行 |
* A、B、C、E(一部)が、[[イギリス鉄道390形電車|390形「ペンドリーノ」]]による運行 |
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* D(大半)、E(一部)、Fが、[[イギリス鉄道221形気動車|221形「ボイジャー」]]による運行 |
* D(大半)、E(一部)、Fが、[[イギリス鉄道221形気動車|221形「スーパー・ボイジャー」]]による運行 |
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* Dのうち、毎週土曜日、8時50分ユーストン発ホーリーヘッド行きと、14時38分ホーリーヘッド発ユーストン行きはペンドリーノによる運行。途中クルーから先は57形ディーゼル機関車に牽引される。 |
* Dのうち、毎週土曜日、8時50分ユーストン発ホーリーヘッド行きと、14時38分ホーリーヘッド発ユーストン行きはペンドリーノによる運行。途中クルーから先は57形ディーゼル機関車に牽引される。 |
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== 東海岸本線の営業権獲得と返還 == |
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[[ファイル:Virgin Trains East Coast HST at Leeds (geograph 4704324).jpg|thumb|東海岸本線のHST]] |
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<!--{{詳細記事|ヴァージン・トレインズ・イースト・コースト}}--> |
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[[東海岸本線]](ロンドン~エディンバラ間)の長距離列車は2007年より[[ナショナル・エクスプレス・グループ]]が運行していたが、経営不振で2009年に再国有化されていた。この運営権(フランチャイズ)の再民営化に向けた入札で、2014年11月にステージコーチ・グループとヴァージン・トレインズから成るコンソーシアムが落札し、2015年3月1日から'''ヴァージン・トレインズ・イースト・コースト'''(Virgin Trains East Coast)として東海岸本線の運行を担う事になった。<ref>[http://news.nna.jp/free_eu/news/20141128gbp001A.html ヴァージン陣営が営業権落札:鉄道東海岸本線の再民営化]</ref> |
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== 関連項目 == |
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しかし、利用者数が伸び悩むなど業績は低迷。2018年6月24日付でフランチャイズを終了する事になった。[[東海岸本線]]は暫定的に2020年まで'''[[ロンドン・ノース・イースタン鉄道]]'''(LNER)のブランド名で国有化する事になり<ref>[http://europe.nna.jp/news/show/1763704 イーストコースト線を国有化 過去10年超で3度目]</ref>、その後2025年まで延長された<ref>{{Cite web|title=Nationalisation of East Coast mainline extended until 2025|url=/proxy/https://www.theparliamentaryreview.co.uk/news/nationalisation-of-east-coast-mainline-extended-until-2025|website=The Parliamentary Review|date=2019-07-05|accessdate=2019-09-08}}</ref>。 |
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*{{仮リンク|メガトレイン|en|Megatrain}} |
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*[[メガトレイン]] |
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*[[ナショナル・レール]] |
*[[ナショナル・レール]] |
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== 出典 == |
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== 外部リンク == |
== 外部リンク == |
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*[http://www.virgintrains.co.uk/ 公式サイト] |
*[http://www.virgintrains.co.uk/ 公式サイト] |
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{{イギリスの列車運行会社}} |
{{イギリスの旧列車運行会社}} |
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{{Virgin Group}} |
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{{ステージコーチ・グループ}} |
{{ステージコーチ・グループ}} |
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2023年10月10日 (火) 08:53時点における最新版
本社所在地 |
イギリス ロンドン |
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設立 | 1997年 |
主要株主 |
ヴァージン・グループ 51% ステージコーチ・グループ 49% |
関係する人物 | リチャード・ブランソン |
外部リンク | http://www.virgintrains.co.uk/ |
ヴァージン・トレインズ(Virgin Trains)は、かつて存在したイギリスの列車運行会社で、イギリス国鉄民営化直後の1997年3月に営業を開始し、2019年12月にアヴァンティ・ウェスト・コーストに運行を引き継ぐまで、約23年にわたってロンドン・ユーストン駅からのウェスト・コースト本線の中長距離列車などを運行していた。直接の親会社はヴァージン・レール・グループであり、当初はヴァージン・グループが100%、1998年からはヴァージン・グループが51%、ステージコーチ・グループが49%を出資していた。
なお、ヴァージン・トレインズのブランドは他にバーミンガムとアバディーン、ペンザンスを結ぶ「クロスカントリー」系統を運行するヴァージン・クロスカントリー(Virgin CrossCountry)で1997年から2007年まで、東海岸本線の都市間列車を運行するヴァージン・トレインズ・イースト・コースト(Virgin Trains East Coast)で2015年から2018年まで使用されており、前者とは直接の親会社も共通であった。
歴史
[編集]1997年3月9日よりウェスト・コースト本線の長距離列車の営業権を持ち、列車を運行していた。この間、390形電車「ペンドリーノ」や221形気動車「スーパー・ボイジャー」などの新型車両への置き換えを行った。
2012年8月15日、ウェスト・コースト本線におけるヴァージン・トレインズの鉄道営業権は同年12月8日付で失効し、翌12月9日以後の鉄道営業権はファーストグループ傘下のファースト・ウェスト・コーストが2026年3月31日まで保持することが決定された[1][2]。しかし入札の際にミスや不手際があった事が浮き彫りになり、ヴァージン・トレインズは2017年4月まで運営権を保持する事になった[3]。
2019年8月、ファーストグループとトレニタリアによる合弁企業アヴァンティ・ウェスト・コーストがウェスト・コースト本線のフランチャイズの営業権を獲得し、ヴァージン・トレインズは2019年12月7日で運行を終了した[4]。
路線
[編集]系統 | ルート | |
---|---|---|
A | ロンドン・ユーストン ~ バーミンガム・ニューストリート ~ ウルヴァーハンプトン | |
B | ロンドン・ユーストン ~ マンチェスター・ピカデリー | |
C | ロンドン・ユーストン ~ リヴァプール・ライム・ストリート | |
D | ロンドン・ユーストン、バーミンガム(1日1本) ~ チェスター ~ ホーリーヘッド、レクサム(1日1本) | |
E | ロンドン・ユーストン ~ グラスゴー・セントラル | |
F | バーミンガム・ニューストリート ~ グラスゴー・セントラル、エディンバラ・ウェイヴァリー |
- 2008年12月からの時刻表
- A、B、C、E(一部)が、390形「ペンドリーノ」による運行
- D(大半)、E(一部)、Fが、221形「スーパー・ボイジャー」による運行
- Dのうち、毎週土曜日、8時50分ユーストン発ホーリーヘッド行きと、14時38分ホーリーヘッド発ユーストン行きはペンドリーノによる運行。途中クルーから先は57形ディーゼル機関車に牽引される。
脚注
[編集]- ^ “Virgin Trains loses West Coast Mainline franchise” (英語). BBCニュース・ビジネス. (2012年8月15日)
- ^ “The Media Room - Virgin Trains Press Releases” (英語)
- ^ “Rail franchising” (英語)
- ^ “FIRSTGROUP AND TRENITALIA WELCOME WEST COAST PARTNERSHIP AWARD” (英語). London Stock Exchange. (2019年8月14日)