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コスモス482号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
コスモス482号
所属 ソビエト連邦
国際標識番号 1972-023A
カタログ番号 05919
状態 運用終了
目的 金星探査
打上げ機 ソユーズ
打上げ日時 1972年3月31日
質量 1180 kg
軌道要素
周回対象 地球
軌道 楕円軌道
近点高度 (hp) 210 km[1]
遠点高度 (ha) 9800 km[1]
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コスモス482号ロシア語: Космос-482、ラテン文字表記の例: Kosmos 482, Cosmos 482)とは、1972年ソビエト連邦が打上げた宇宙機である。金星探査機として宇宙待機軌道へ打上げられたが、金星へ向かう軌道に乗せることが出来なかったため、コスモス衛星の名前が与えられた[1]

飛行

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コスモス482号は1972年3月31日ソユーズロケットに搭載されバイコヌール宇宙基地より打上げられた。探査機は宇宙待機軌道へ投入された後、金星遷移軌道に移動するためロケットを噴射した。しかし衛星とロケットは4つの物体に分解、そのうち2つは48時間以内に地球大気圏へ突入、残り2つは高度210x9800 kmの地球周回楕円軌道へ投入された。ロケット噴射中に何らかの異常が発生し、地球周回軌道からの脱出に失敗したと見られている[1]

1972年4月3日、ニュージーランドに複数の直径38 cmチタン合金製タンクが落下する出来事があった。これはコスモス482号に関連するものであると考えられている[2]

コスモス482号打上げ4日前には姉妹機・ベネラ8号が打上げられた。失敗した当機と異なり、ベネラ8号は1972年7月に金星表面へ到達、観測データを送信することに成功した。

参考文献

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  1. ^ a b c d Cosmos 482”. 2013年10月4日閲覧。
  2. ^ “New light on mysterious space balls”. New Zealand Herald. (2002年8月24日). http://www.nzherald.co.nz/section/story.cfm?c_id=1&objectid=2351068 2006年10月8日閲覧。 

関連項目

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