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上砂川町

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かみすながわちょう ウィキデータを編集
上砂川町
旧JR上砂川駅の駅舎

正旗

略旗
上砂川町旗 上砂川町章
1953年1月1日制定
日本の旗 日本
地方 北海道地方
都道府県 北海道空知総合振興局
空知郡
市町村コード 01425-7
法人番号 4000020014257 ウィキデータを編集
面積 39.98km2
総人口 2,391[編集]
住民基本台帳人口、2024年8月31日)
人口密度 59.8人/km2
隣接自治体 砂川市歌志内市芦別市空知郡奈井江町
町の木 ハルニレ
町の花 芝桜
上砂川町役場
町長 奥山光一
所在地 073-0292
北海道空知郡上砂川町中央北1条5丁目1番7号
北緯43度28分57秒 東経141度59分02秒 / 北緯43.48258度 東経141.98397度 / 43.48258; 141.98397座標: 北緯43度28分57秒 東経141度59分02秒 / 北緯43.48258度 東経141.98397度 / 43.48258; 141.98397
地図
町庁舎位置
外部リンク 公式ウェブサイト

上砂川町位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト
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上砂川市街地

上砂川町(かみすながわちょう)は、北海道空知郡に属する町。上砂川炭田があり、かつて産炭地として他の空知炭田群とともに日本資本主義経済を支えた。道内の自治体としては、椴法華村函館市編入以降、道内で最小の面積の自治体となっている[1]

町名の由来

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上砂川町は砂川市を母町として誕生した。そのため、砂川市で石狩川と合流するパンケウタシナイ川の上流にあることから「上砂川」と命名された。尚、砂川の由来については砂川市を参照のこと。

地理

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北海道空知総合振興局管内のほぼ中央に位置し、東部は重畳たる夕張山脈が南北に走る。辺毛山に源を発し、西流して石狩川にそそぐパンケウタシナイ川が町の北部を貫流して大きな沢をつくっている。市街地はその沢沿いに展開し、その他は山岳・森林地帯である。

  • 山:御料山(上砂川岳)妹ヶ瀬山、辺毛山
  • 河川: パンケウタシナイ川、西山沢川、鍋の沢、奈江沢川

隣接している自治体

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歴史

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旧上砂川町役場(2016年)
  • 1887年明治20年) - パンケウタシナイ川(下歌志内川)上流に上砂川炭田発見される。
  • 1895年明治28年) - 奈江村戸長役場が設置される。
  • 1897年明治30年)
  • 1898年明治31年) - この年から、三井鉱山合名会社が上砂川及び奈井江の炭調開始[2]
  • 1902年明治35年) - 二級町村制施行により奈江村が成立する。
  • 1903年明治36年) - 奈江村を砂川村(現在の砂川市と上砂川町の大半)と改称する。三井鉱山、三井砂川鉱業所開山。
  • 1906年明治39年) - 二級町村制施行により歌志内村が成立する。
  • 1907年明治40年) - 砂川村が一級町村制を施行する。
  • 1914年大正3年) - 三井鉱山が、この地での事業開始[3]
  • 1918年大正7年)11月 - 砂川─上砂川間に三井専用鉄道が開通。駅名が「上砂川」となりこの地区名称となる[2]
  • 1919年大正8年) - 歌志内村が一級町村制を施行する。
  • 1923年大正12年) - 砂川村が町制を施行して砂川町となる。
  • 1936年(昭和11年)1月14日 - 三井上砂川炭鉱南鉱第一斜坑付近でガス爆発事故。死者20人、生死不明1人、重軽傷者18人[4]
  • 1940年昭和15年) - 歌志内村が町制を施行して歌志内町となる。
  • 1947年(昭和22年)2月19日 - 三井鉱山砂川鉱業所内で坑内火災。死者11人[5]
  • 1949年昭和24年)1月1日 - 砂川町と歌志内町から上砂川町が分立する(砂川町から上砂川、上砂川町、東奈井江の一部、鶉の一部。歌志内町から西山の一部、文珠の一部)。
  • 1970年昭和45年)12月 - 国民保養センター「上砂川岳温泉」開業[2]
  • 1971年昭和46年)12月 - 上砂川岳国際スキー場開業[2]
  • 1987年昭和62年) - 三井砂川鉱業所、閉山。
  • 1994年平成6年)5月 - JR函館本線上砂川支線全線廃止
  • 2008年平成20年) - 2007年度シーズンを最後に上砂川岳国際スキー場休業[6]、そのまま廃止。
  • 2021年令和3年)5月6日 - 上砂川町役場新庁舎供用開始[7]

人口

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上砂川町と全国の年齢別人口分布(2005年) 上砂川町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 上砂川町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
上砂川町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 15,718人
1975年(昭和50年) 12,618人
1980年(昭和55年) 10,790人
1985年(昭和60年) 9,459人
1990年(平成2年) 6,440人
1995年(平成7年) 5,852人
2000年(平成12年) 5,171人
2005年(平成17年) 4,770人
2010年(平成22年) 4,094人
2015年(平成27年) 3,479人
2020年(令和2年) 2,841人
総務省統計局 国勢調査より


消滅集落

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2015年国勢調査によれば、以下の集落は調査時点で人口0人の消滅集落となっている[8]

  • 上砂川町 - 字東奈井江

財政

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平成22年度決算による財政状況

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  • 住基人口 3,913人
  • 標準財政規模 18億4,236万4千円
  • 財政力指数 0.12 (類似団体平均0.25) - 非常に悪い
  • 経常収支比率 81.0% (類似団体平均81.1%) - ほぼ平均であるが、財政の弾力性は高まっている
  • 実質収支比率 2.9%(類似団体平均8.3%)
  • 実質単年度収支 3億8,568万6千円 - 標準財政規模の20.9%の黒字額
  • 地方債現在高 35億2,708万3千円(人口1人当たり90万1,376円)
  • 普通会計歳入合計 33億2,455万3千円
    • 地方税 1億7,148万4千円(構成比 5.2%)
    • 地方交付税 17億1,757万1千円(構成比 51.7%) - 歳入の50%以上を交付税に依存
    • 地方債 2億6,078万7千円(構成比 7.8%)
  • 普通会計歳出合計 32億6,526万4千円
    • 人件費 6億3,129万1千円(構成比 19.3%)
      • うち職員給 3億9,119万9千円(構成比 12.0%)
    • 扶助費 2億3,855万8千円(構成比 7.3%)
    • 公債費 4億4,093万3千円(構成比 13.5%)

基金の状況

  • 1 財政調整基金 13億4,897万7千円
  • 2 減債基金 2億5,914万6千円
  • 3 その他特定目的基金 4,692万9千円
    合計 16億5,505万2千円(人口1人当たり42万2,962円)

定員管理の適正度(平成22年度)

  • 人口1,000人当たり職員数 18.14人(類似団体平均23.79人) - 平均以下の職員数である:類似団体平均の0.8倍
  • 一般職員55人 (うち技能系労務職2人)、教育公務員0人、消防職員15人、臨時職員1人 一般職員等合計 71人
  • ラスパイレス指数 86.8 (道内市町村平均96.6) - 財政健全化のため職員人件費削減にも取り組んでいる(全国で32番目に低い。北海道で5番目に低い。)
  • 参考
    • 一般職員等(71人)一人当たり給料月額 31万3,100円 (職員手当を含まない)
    • 職員給(給料+手当)÷一般職員等(71人)=551万円 - 給料月額の17.6か月分

健全化判断比率・資金不足比率(平成23年度決算 - 確報値)

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健全化判断比率

資金不足比率

  • (全公営企業会計で資金不足額がなく、比率が算定されず)

経済

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産業

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  • 炭鉱閉山後誘致した企業が操業中である。主要産業は、製造業・サービス業・建設業。名産品はしいたけ。

立地企業

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  • マイクログラス - 医療用マイクログラス・医療用替刃[9]
  • ジャパンアグリテック - 菌床椎茸栽培[9]
  • 共栄フード - パン粉[9]
  • 上砂川バイオ - 椎茸人工ほだ木製造、菌床椎茸栽培[10]
  • 京都セミコンダクター - 発光ダイオード[10]
  • エスエス進和商事 - 融雪剤[10]
  • 岩淵建設 - :建設業[10]
  • 上砂川ファーム - 菌床椎茸栽培[11]
  • スフェラーパワー - 球状太陽電池[11]

金融機関

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郵便局

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  • 上砂川郵便局
※ 集配業務は砂川郵便局が担当
  • 上砂川鶉郵便局
  • 上砂川炭山郵便局

宅配便

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行政

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歴代町長

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町長名 任期 任期数
岡田六三四 1949年(昭和24年)2月 - 1965年(昭和40年)2月 4
2 中野與作 1965年(昭和40年)2月 - 1977年(昭和52年)2月 3
3 長谷山英夫 1977年(昭和52年)2月 - 1989年(平成元年)2月 3
4 三上賢一 1989年(平成元年)2月 - 2001年(平成13年)2月 3
5 吉田忠夫 2001年(平成13年)2月 - 2006年(平成18年)3月 2
6 加賀谷政清 2006年(平成18年)4月 - 2010年(平成22年)4月 1
7 貝田喜雄 2010年(平成22年)4月 - 2014年(平成26年)4月 1
8 奥山光一 2014年(平成26年)4月 - 在任中 2

町議会

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  • 議員定数 - 9名

公共機関

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警察

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消防

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姉妹都市・提携都市

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海外

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地域

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教育

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中学校

小学校

交通

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鉄道

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町内を鉄道路線は通っていない。鉄道を利用する場合の最寄り駅は、JR北海道函館本線砂川駅

廃止された鉄道

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同線の終点であった上砂川駅の駅舎は移転の上、保存されている。

バス

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タクシー

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  • 芦別圏エリアの管轄

道路

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名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

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上砂川国際スキー場(現在廃止)

その他

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上砂川町の「世界一」

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地下無重力実験施設JAMIC(2006年5月)
  • 無重力実験施設JAMIC(1989年平成元年) - 2003年平成15年)):地上における微小重力環境創出装置。10秒間の保持は世界一(当時)

ロケ

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出身者

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関連項目

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脚注

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  1. ^ 編集部 (2010年10月11日). “道内で一番面積の広い・狭い街はどこ?”. 北海道ファンマガジン. 北海道リレーション株式会社. 2018年4月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年4月19日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 歴史 昭和41年~64年 - ふるさと上砂川
  3. ^ まちの情報 - 町の情報 上砂川町公式
  4. ^ 「死者二十、重軽傷十八人、上砂川鉱の事故」『北海タイムス』1935年1月16日夕刊( 昭和ニュース事典編纂委員会 『昭和ニュース事典第5巻 昭和10年-昭和11年』本編p.682 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
  5. ^ 日外アソシエーツ編集部 編『日本災害史事典 1868-2009』日外アソシエーツ、2010年9月27日、67頁。ISBN 9784816922749 
  6. ^ みる・あそぶ - ふるさと上砂川
  7. ^ 広報かみすながわ 2021年5月号”. 上砂川町. 2024年8月26日閲覧。
  8. ^ 総務省統計局統計調査部国勢統計課平成27年国勢調査小地域集計01北海道《年齢(5歳階級),男女別人口,総年齢及び平均年齢(外国人-特掲)-町丁・字等》』(CSV)(レポート)総務省、2017年1月27日https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files/data?fileid=000007841019&rcount=12017年5月20日閲覧 ※条町区分地の一部に0人の地域がある場合でも他の同一区分地で人口がある場合は除いた。
  9. ^ a b c 北海道工業団地ガイド - 北海道経済部産業振興課。26.駒が台工業団地の項目参照。
  10. ^ a b c d 北海道工業団地ガイド - 北海道経済部産業振興課。27.中町工業団地の項目参照。
  11. ^ a b 北海道工業団地ガイド - 北海道経済部産業振興課。28.本町工業団地の項目参照。
  12. ^ 滝川路線”. 北海道中央バス. 2019年6月13日閲覧。

外部リンク

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