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白米

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
白米
白米アミノ酸スコア[1][2]

白米(はくまい)とは、玄米精米精白、搗精)したのこと。精米精白米ともいう。

概要

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名前の通り、原料の玄米より白っぽく、透明感がある。炊いてとしたり、加工食品清酒原料にもする。

平成元年(1989年11月22日 国税庁告示第8号「清酒の製法品質表示基準を定める件」により以下のとおり定められている。

白米とは、農産物検査法(昭和26年(1951年)法律第144号)により、3等以上に格付けされた玄米又はこれに相当する玄米を精米したものをいうものとする。」

デンプン以外の栄養素は擦り落とされた胚芽と層に多く、胚乳のみの白米は栄養的に偏っている。特にビタミンB1に関しては、100g中、白米は0.07mg、玄米は0.4mgと、白米は玄米の6分の1しかビタミンB1が含まれていない。白米のみの食事は脚気のようなビタミンB1欠乏症をもたらす。米飯は、デンプンの割合が多い程、食感に日本人好みの粘りがあり、良食味米はタンパク質等のデンプン以外の成分が更に少ない。

日本では、精米して白米と米糠に分け、それぞれ販売され利用されてきた。消費者への小売りでは白米(無洗米を含む)であることが通常であるが、玄米も一定の需要があり、広く販売されている。精米後の白米は、皮をはがれた状態であり、日数の経過と共に酸化等により劣化していくので、少しずつ購入する方が新鮮である。低温貯蔵がより望ましい。

栄養

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白米の栄養価
精白米 うるち米[3]
100 gあたりの栄養価
エネルギー 1,498 kJ (358 kcal)
77.6 g
デンプン 正確性注意 83.1 g
食物繊維 0.5 g
0.9 g
飽和脂肪酸 0.29 g
一価不飽和 0.21 g
多価不飽和 0.31 g
6.1 g
ビタミン
チアミン (B1)
(7%)
0.08 mg
リボフラビン (B2)
(2%)
0.02 mg
ナイアシン (B3)
(8%)
1.2 mg
パントテン酸 (B5)
(13%)
0.66 mg
ビタミンB6
(9%)
0.12 mg
葉酸 (B9)
(3%)
12 µg
ビタミンE
(1%)
0.1 mg
ミネラル
ナトリウム
(0%)
1 mg
カリウム
(2%)
89 mg
カルシウム
(1%)
5 mg
マグネシウム
(6%)
23 mg
リン
(14%)
95 mg
鉄分
(6%)
0.8 mg
亜鉛
(15%)
1.4 mg
(11%)
0.22 mg
セレン
(3%)
2 µg
他の成分
水分 14.9 g
不溶性食物繊維 0.5 g
ビオチン(B7 1.4 µg

ビタミンEはα─トコフェロールのみを示した[4]。うるち米。歩留り: 90~91 %
%はアメリカ合衆国における
成人栄養摂取目標 (RDIの割合。

脚注

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  1. ^ 国立農業図書館 米国農務省
  2. ^ 『タンパク質・アミノ酸の必要量 WHO/FAO/UNU合同専門協議会報告』日本アミノ酸学会監訳、医歯薬出版、2009年05月。ISBN 978-4263705681 邦訳元 Protein and amino acid requirements in human nutrition, Report of a Joint WHO/FAO/UNU Expert Consultation, 2007
  3. ^ 文部科学省 「日本食品標準成分表2015年版(七訂)
  4. ^ 厚生労働省 「日本人の食事摂取基準(2015年版)

関連項目

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外部リンク

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